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校長室より 第99号

昨年の暮れにシクラメンの鉢植えをいただいた。凜とした薄桃色のシクラメンの花は、校長室にアクセントを添えてくれる。

越年してもキリリとしていたシクラメンであったが、少しずつ変化が。葉が枯れはじめ、花は頭を下げて元気が感じられない。ネットで調べて見ると、水やりの他にも栄養剤や肥料が必要なことがわった。すぐさま観葉植物用の活力液を与えると、2、3日後にはシクラメンは元気を取り戻した。葉は生き生きとし、花は一斉に上を向きはじめた。活力液の効果には驚きであった。

日々の暮らしの中で、私たちは悩みや問題を抱えることが多々ある。そんな時は辛い気持ちになり、あまり元気が出ない。シクラメンを回復させた活力液のようなものがあればと思う。しかし残念なことに、人にはそのような特効液はない。では、どうしたらよいだろうか?

植物とは異なり、人は自分を客観的に見たり、状況を踏まえて考えたり、周囲と相談することができる。そして自らの意志で行動することができる。実際、そこに悩みや問題を解決するヒントが隠されているのかもしれない。ただ、現実の悩みや問題には明確な解がないものがほとんどであるが、、、。

要は受動的ではなく、能動的であれということである。取組が前向きであれば、即効性はなくても、時間が経ってからその効果は期待できるはずである。こんな言葉をよく耳にする。「若い時に逃げないで頑張ったことが、今の自分の成長につながっている」。

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